あなたは言語的多様性についての研究をしている、権威ある学術団体に所属しています。
この度あなたは、消滅の危機に瀕しているというある少数言語の研究・記録チームの一員に選ばれました。
すなわち、アフリカのどっかのあたりにあるベラルリ島に住むリコネポ族のリコレポ語についての研究に携わることになったのです。
ところで、リコレポ語では黒っぽい色彩のことを「バジャネエサ」と呼びます。これはリコレポ語で「人の肌の色」という意味の言葉です。
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「肌の色は黒とは限らないのに、黒を肌の色と呼ぶのは不適切ではないか。前近代的で、野蛮な習慣だ。記録から削除し、リコレポ語をより正しく進歩的な言葉にしてあげよう」と。
別の一人が言いました。「記録から削除するのはやりすぎだ。だが、今後リコネポ人にはこの差別的な単語を使わせないことにしよう。愚昧で愚かで醜悪なリコネポ人を政治的に正しく我々が導いてあげよう」
もう一人が言いました。「野蛮だ愚かだと言わせておけば、傲慢な連中め。この言葉は彼らの文化、尊重され、大切に記録されるべきもの、そして今後も使われ続けるべきものだ」
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こいつら、記録係なのにでしゃばり過ぎだろう……。 こんなのに研究者が務まるのか?というのが正直な感想