2021-03-07

anond:20210307160550

どこかで読んだけど、「誤字・脱字がなく、単語や語法が正しく、正しい文法を使えている」以上の部分は、上手い下手という客観的判断はできない。

その文章目的に叶っているかどうかという判断になる。

すなわち、説明書ならわかりやすさが求められるし、契約書なら誤解のなさが求められるし、論文なら厳密性、論説であれば説得力というように、必要パラメータが違う。

ましてや小説というものは、児童書純文学で同じ評価基準適用できるわけがなくて、児童書に用いられる語彙が純文学のそれより少ないからといって、その著者に優劣があるとはならない。

ネット小説文章はよく下手だと槍玉に挙げられるが、あれだって「隙間時間ストレスなく読む」という需要に対し最適な語彙・長さ・表現だったりする。

そうであればそれは「文章うまい」ということだし「文章力がある」ということになると思う。

ツイッター文章ツイッターとしての制限文字数)と目的コミュニケーション)に照らして最適なパラメータ調整ができていれば良い文章だし、村上春樹小説村上春樹小説を読む層に向けて最も訴えかけられるパラメータ調整をしているんだろう。

ツイッターパラメータ村上春樹パラメータとは余りに掛け離れてて、その調整に干渉してしまうから、読まないって言ってるんじゃないかな。

それを文章の上手い下手で表してしまったのが、彼は良くなかったと思う。

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