貧しい外国人を搾取する奴隷制度であり、ブローカーは奴隷商人扱いされている。
このように非人道的な制度は即刻廃止されるべきだという意見が圧倒的多数に見える。
だが、外国人技能実習制度を長年研究してきた人は違う意見を持っているようだ。
続けるべきだ。実習生の家庭は貧しく、彼らが持っているのは「労働力」しかない。その労働力をうまく「売る」ことができれば、貧困を減らせる。実習制度はその機会となっている。
この記事は話題にならなかったが、はてなでよく見かける意見とは違う指摘が多数含まれている。
だからといって、たくさん報道されている外国人実習生への虐待や労基法を無視した働かせ方が許されるわけではまったくないだろうが。
外国人技能実習制度を批判するときには、そもそもなんで外国人実習生が日本に来たがるのかを抑えないと議論が片手落ちになるような気がする。