幾つかの大学で非常勤をしたりで色々な偏差値の学生達を見ていて感じること。
当人の能力を推定する上で、学歴は割と雑な判断材料でしかない。「男は女より背が高い」レベルの。
偏差値40の学生達を教えていても、こちらの話をしっかりと聞き、理解し、こちらの求める課題に対し、偏差値70の学生達と遜色ない高いレベルで仕上げてくる学生は一定の割合でいる。もしも彼・彼女らが自身の偏差値を理由に自信を喪失しているとしたら、大変もったいないと思う。
では高偏差値大学の学生は何なのかというと、2つの特徴がある。一つは、粒ぞろい。低偏差値大学では頻出する「なんだこれは」というレベルの課題提出は基本的に皆無であり、最低でもそれなりの質に仕上げてくる。
もう一つは、極めて高いレベルの課題提出が散見される。あくまで少数派。
中偏差値以下の大学でもそういう学生はいるのだが、出現頻度はガクンと落ちる。偏差値とどれだけ相関するかは知らない。出現頻度が落ちるのは落ちるが、ゼロでないことは重要だと感じている。
評価者の主観等が多分に入っており、サンプル数も多くなく、また偏差値にして40~70までしか見たことがないのでいわゆるFランについては知らない点は今後の課題とする。