muchonov 兼近、スッとこれを言えるのか…なかなかすげーやつだな>「保護を受けたとしても、行った先の環境には適応できない。それは本人の責任であるというよりも、本人の属性を無視した処遇がなされているからだ」
池袋を拠点にホームレスや生活困窮者の支援をしているNPO法人「TENOHASI (てのはし)」では、毎週水曜の夜に公園などを回り、声掛けや食料の配布を実施している。
清野さんは、最近夜回りを続ける中でホームレスが減っていることを実感しているという。「昔は100人、150人が当たり前だったが、今は50人を切るくらいになっている」。
そんな状況を喜ばしく感じる一方、兼近も懸念する“再ホームレス化”を心配する。「保護を受けたとしても、行った先の環境には適応できない。それは本人の責任であるというよりも、本人の属性を無視した処遇がなされているからだ」。
現状の国や自治体の支援について、清野氏は「東京都では、仕事はあるが家がないという、ネカフェ難民系の方々にしばらく家を貸す“チャレンジネット”という制度がある。また、仕事を探したい人たちのためには半年間で無料で寝泊まりしてお金を貯めようという自立支援センターもある。そして、最後のセーフティーネットが生活保護だ。主にその3本柱でやっている」。