嫌いなものについてはけっこうスルスル文章が書けて、ときどきホッテントリに入ったりもする。もちろん全くの無反応のこともあるんだけど、それでも個人的に満足できるくらいに質・量ともに良い感じの文が書けたと思うことが多い。
一方、好きなものについて語ろうとするとダメだ。すごく好きなはずなのにうまく褒められない。空虚な広告文、バレバレのステマ、意味わからん駄文、そんな感じになる。
嫌いなものについて書いた文章は書いたときにもっていた熱量がそのまま出るような感じに仕上がることが多い。好きなものについても同じくらいか、なんならそれ以上の熱量をもっているはずなのに全く伝わらない。自分で読んですらウーム…と思うんだから人が読んだらなおさらだろう。
匿名ダイアリーの使い方としてはまあ愚痴のほうが合ってるんだろうけど、どうせ金にも何にもならないんだからせめてポジティブな文章を書いて心を癒したいという気持ちがわりとある。
でもなにかを褒める・愛を語るような文章は書くのも苦しいし、書き上がったものを読み返しても全然うまく書けている感じがしない。俺の熱意もそのものの良さもまったく伝わらない。まれにうまく魅力を伝えられてるなと思う文が書けたとして、それは淡々とした情景・事実の描写にとどまるし、分量もすげー短い。あんなに頑張って書いて珍しく手応えもあったのに10行しかねえな…と思う。
最初からうまく出来なければいけないと思うのをやめればいいんだよ