30代半ばにもなって、ある競技を新たに始めた。
性に合っていたようで夢中になり、やっているうちにどんどん上達した。
そうこうしているうちに試合や大会などにも出るようになったが、これが不幸の始まりだった。
実力の向上に合わせて戦う場を変えていくと、とにかく敗戦の連続になる。
もちろん初心者の頃に比べれは格段に腕前は上がっていて、むしろ競技人口全体でも上位の方まで来ていた。
下を見て満足しようと思えばいくらでもできたが、それでは研鑽を積む意味もない。
だから目標を設定しては前に進もうとするが、そうするとひたすら負け続けることになる。
そうしてある程度まで成熟し、目に見える成長の実感が得られにくくなってきた時、ポッキリと気持ちが折れてしまった。
どんなに頑張っても上には上がいて、私は彼らに永久に負け続ける。
頂点かそれに近いところまで行かなければ延々と悔しい思いをし続けるだけなのに、なぜこんなことをやっているのだろうと。
どれほど努力をしようとも、所詮アマチュアはアマチュアで、大谷やメッシになれることは一生ない。
それなのになぜ練習をして上手くなりたいと思えるのだろう。
もうこんな苦しい思いをしながら続けたくない、もうやめたいと毎日考え、それでもこの競技自体は好きだから捨てられずにいる。
いっそのこと嫌いになれればどれほど楽だろう。
それ、純粋に競技を楽しんでる訳じゃねぇから。 強さや順位に固執するとクソつまらなくなる見本。
競技って書いてあるだろ 技を競うんだよ そういうもんだろ競技って 根っからのマウンティング文化なんだよ きみらが大好きな体育会系よな
同じレベルの趣味友達作って仲良く暮らすのが一番無難じゃないかな 上下じゃなく左右での繋がり
50才になったらシニア枠で国体とか出れたりするようになるからそれまでがんばって。
体動かす系?うまくなって後進の指導にあたろう
井の中の蛙を目指すのさ 空の青さを知っていればそれでいい