(やってしまった……)
イオンで買い物をしたついでに惣菜を買おうと考えたのが間違いだと思い出したのはカゴに散々物を詰めたあとだった。
もう棚に返すのは無理だろう。
人が触るということは涜すということだ。
仕方ないからそのまま買って帰ることにした。
マイバッグを忘れた罪によりペラペラのビニール袋を買わされる。
信じられないほど薄いからと言ってコンドームの代わりには出来ない。
他の店なら2袋に収まる商品のために4袋を購入する。
1つは時折恐ろしく不味いこと。
2つ目に産地が偽装されていること。
そしてこれが最も辛いことなのだが、パッキングが凄まじく脆弱なことだ。
だから惣菜を買ったら1つずつロールのビニールで封印する必要がある。
こうしないと最悪、家に帰る頃には蓋が開いて惣菜同士が混ざり合っているからだ。
惣菜のつめこみが終わったら次は重いものをビニールが破けないよう余裕を持って詰める。
角の尖った箱状の商品はバッグや他の店のビニールに入れてしまう。
そうして私の買い物はようやく終わった。
家に帰って惣菜を食べてみたが、やはりトップバリュの当たり外れは酷い。
基本的にはハズレだ。
値段相応の味がする。
まあ、値段に関しては他のスーパーと大差はないのだが。
他所の店がどうやってその値段でまともなものを売ってるのかが不思議なのだ。
まあ、安い出来合いのオカズなんて本当はこの程度のもの、一昔前のイメージが悪かった時代の冷凍食品レベルが妥当なのだろう。
だが、時としては値段に対してやたらまともな味がするものがある。
公務員設定が全く活かせていません。どちらかというと神経症ですね。次回作に期待します(増田編集部)
ガタがきた自転車でイオンから帰ってくる姿が目に浮かぶ。