これが運命、という啓示が予めあったにも関わらず、それに従わなかったパターン。
まず、その運命に反する行動をとるときに、ものすごい抵抗がある。
その後、しばらくはもやもやと抱えたまま生きる。
本来の運命ではないことが起こったことをはっきりと自覚してからは、死にたくなる。大うつ病がやってくる。
その後は、よくある受容が起こる。
ただ、受容の程度がえげつない。
記憶が抜け落ちる。解離性健忘が起こる。
私の場合は、なにかからの接続がぷっつりと切れ、糸が抜かれるような感覚があるときがあった。
それからの感じ方というのは、感覚でいうと、時計じかけのオレンジのアレックスの状態。
ルドヴィコ療法の如く、目を見開かされながら、自分のいない世界線を、ずっと見る感じ。
ただ、自分のいない世界線といっても、自分という登場人物はいて、あくまで世界線の一部として存在している感じ。
それまであった主人公感は完全に抜け落ちる。
自分の時間は与えられるが、自分の本来やりたいことは手に付かない。
でも、自分のいない世界線は、自分の在不在に関わらず、本来進むべき脚本に従って続いていく。
自分の場合は他人との関わりに於いてだったので、その他人の演じる分まで演じている感じ。
なんであんなことしたんやろ。
運命には従ったほうがよい。
運命に従わなかったものの末路(その2) 起こるべきだった事柄は起こるし、目の前で淡々と繰り広げられていく。 ただ、主人公感がない。 結婚が運命であった場合、いわゆる婚期を逃し...