2020年にもなって恥ずかしいことだけど、日本の住宅は寒すぎる。
主に木造なのと窓にその原因がある。
1枚のガラスとアルミサッシでできた窓は、冬になれば天然の氷になってしまう。どんな暖房だってそばに巨大な氷があれば意味がない。
今の賃貸に引越したときに気に入ったのが、複層ガラス(ペアガラス)と樹脂サッシだった。実家は関東なのにひどく寒いのだけど、こちらに引越してからは随分快適だ。わかりやすいのは結露で、湿度を高めにしても一向に窓が結露を起こさない。一方で、金属製の玄関ドア周りは薄っすらと結露している。違いは一目瞭然。なので冬場は玄関とリビングはドアで隔てている。
室内の寒さを日本は軽視しすぎている。暑さより寒さのほうが人間には天敵で、室内での凍死は年間千人にのぼる。
https://weathernews.jp/s/topics/201802/090175/
こんな状況を日本は放置している。ペアガラスすら北海道などの雪国でしか使われない。東京の冬が厳しいのは誰もが知っているのに、窓から逃げる熱を誰もが放置だ。結露予防は断熱が基本なのに、意味不明な結露グッズばかり売れている。
断熱性の高い家は広まってるが、規制がされていないので、「低コスト住宅!」みたいなのに騙されてしまう人いるのが問題なんだよ。