2019-12-25

アルジェリア

まさかGaid SalahがBouteflikaよりも先に鬼籍に入るとは。

ガタガタ荒れている状況で、影のパワーと公然視されていた人間が急死したりすると、病名が公表されていても「ほんまか!タマ取られたんじゃないんか!?」という勘繰りを入れたくなる。

それはともかく、かの国で荒くれている人たちは、もはやただ暴れたいだけになっているのではないか新大統領Tebboune元首相は、ブ元大統領ファミリー利権に絡んでいそうな企業公共調達から一貫して外したおかげで首相職をかつて追われたのではなかったか欧州メディア(と、そのコピー記事しかかけない本邦メディア)は、「元首相という旧体制側の人間大統領に選出されたことに合点がいかない市民が暴れている」という報道だが、その辺の事情はどうなってるんだ。

その上、Gaid Salahがおっ死んだ今となっては、PowerというかPouvoirというか、そういうのの空白地が起きそうな気がしてならない。サハラのほうはちゃんと抑えられるのか。市民が元気になるだけではなく、もっと面倒な連中も元気になりはしないか。いや、そもそももっと面倒な連中はPouvoirが陰で飼っていたんだっけ、なんて話もどうなってしまうのやら。

要衝地が落ち着かない方向に向かうのは大層好ましくない。ヨーロッパに飛び火したりすると大変不都合。地の果ての出来事ではあるが、バタフライエフェクトは怖い。

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