小学校3年生で保健室の先生に「ブラジャーをつけなさい」と言われた。Tシャツから透けて見えるブラジャーを触られたり後ろから弾かれたりすれ違いざま偶然を装い胸を捕まれたりした。とてつもなく痛かった。水泳の授業が終わったあと女子更衣室から自分のブラジャーだけが無くなった挙げ句、サッカーのように蹴られたのか体育館の上のところにひっかかっているのを見た。じぶんのものだとは恥ずかしくて誰にも言えなかった。親にも。
その後もどんどん胸だけは大きくなりとてつもなく目立つようになった。自分の名前を聞けばあああの胸の大きい、と言われる。同性はまだいい。それに対して揶揄するものも嫉妬か何か何らかの悪意を持つものも成長期の乳房がときにひどく痛み自分と切り離せないものだと知っていてるから。
問題は異性。不躾な視線。おかしく、なぜかそこに触れるようにぶつかってくるおじさん。説教してくるものもいた。お前がそうやって強調するから!と。ごく普通の制服の女子高生に対して。今なら相当なただのクソみたいな奴だな!と思えるけれど本当にショックだった。
服装で「ただのふくよかなひと」になれるようになって大学からは少し楽になった。猫背なのは治らない。
本当に不躾な性欲を感知できる部位だなあと思う。とてもとても気持ち悪い。