2019-09-13

英語圏ジョークの形

数年、アメリカ暮らしていて、いわゆるアメリカジョークパターンがわかってきた。

日本の笑いの形って(もちろんいろいろあると思うけど)、日常会話の中での笑いのパターン

「昨日、こんなことがあって、これこれして、そうしたら、こうだったんですよ(オチ)、ワハハ」という笑いのパターンが多い。

まりオチ重要で、オチまでの落差の意外性が笑いを生む。叙述トリックみたいですね。

このパターンはやはり落語から来ているんだと思う。小噺ってやつですね。

ボケとツッコミというのも、ありえないことを言って(ボケ)、そんなことあるかい、と突っ込む落差で笑いにする。

逆に、英語圏ジョークの形の一つのパターンは、瞬間的にウィットに富んだ事を言う選手権っぽいところがある。

形としては、大喜利に近い。

しかし、大喜利があるお題に対して、みんなが答えるのに対して、こちらの一つのパターンは、会話の中でそれを行う。

たとえば、「新しい新人はどういうやつだ?」に対して「いつからうちの会社動物園になったんだ?」と答える。

新人ダメダメだ、と直接言う代わりに、ちょっと遠回しに言う。このパターンがすごく多い。

もちろん日本でもこのパターンの会話はあることにはある。

「昨日の合コンどうだった?」「お前といま、飯食ってるってことだよ」みたいな。

しかし、日本語でやると、かなり芝居がかった言い方になるんだよね。

普通、「いやー全然だめだったわ」っていうと思う。

ここで、変わったことを言わなきゃいけないっていう社会圧は日本ではあまりない。

この違いは結構面白い

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