2019-05-25

社会人になってから映画館を楽しめない

いつ職場から電話が来てもいいように携帯の電源を入れてなきゃいけない。

映画館でも当然のように、携帯の電源は「ON」だ。バイモードにした上でポケットに仕込み、ドアの近くでなるたけ端の席に座る。

上映中もいつもポケット意識を割く。

意識の5%は常にそこに、絶対100%を画面に向けたりはしない。上映中はスマホを見れない。震動を一度逃せばそこでアウトだ。

我が社では緊急の連絡に応じるのに30分かかったら晒し上げられる。5分遅れても曖昧情報ながらも「あいつのせいでうちの部署評価がー」と噂が立つ。

24時間臨戦態勢が我が社のモットーである

休息はあっても安息はない。

今の私は、映画館に行くことにあまり価値を感じない。映画館のいいところは映画しか見れないことだ。画面に集中できる。否応なく。それがなくなった。

正直、家で見るほうがよっぽど画面に集中できる。大音量の着信音をセットしたスマホを脇に於けば、画面に全ての意識を向けててもすぐに応答できる。

正直、この現状に納得できない。

がめつい言い方をすれば、時間は拘束せずとも精神や即応できる態勢の維持という形での拘束を受けているんだから、金を払ってほしい。いっそ時給の20%や10%ぐらいくれ。払ってくれ。アラームの音を一切気にせず寝られる日曜日を返してくれ。そうじゃないなら金をくれ。

  • 携帯バイブONで24時間臨戦態勢(性的な意味で)

  • 舞台が典型例だが、お前みたいな24時間仕事に追われる下級国民はターゲットにないんだよ 金持ちの旦那を持つ専業主婦か、莫大な貯金で暮らす高齢富裕層がターゲット

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