僕が小学生の時、その頃の僕はアレルギー性鼻炎と慢性鼻炎で鼻がよくつまっており耳鼻科に定期的に通っていたが然程改善されず、知らず知らずのうちに口呼吸が癖になっていた。
ある日、何かの拍子に、歳が5つ離れた兄に「呼吸音がうるさい」というようなことを言われて大泣きして喧嘩になった。
その時珍しく喧嘩の仲裁をしてくれたのが父で、僕から喧嘩の原因を聞いた時「人の身体的特徴をバカにするのは最低だ!」と兄を怒った。
もう詳しくは覚えていないが、実際には兄のニュアンスとしてはバカにするというよりは「うるさい」が焦点だったはずだが、ともかく、僕はこの時、父が言った言葉に対して「なんでそれが最低なんだろう?」と子供ながらにとても一生懸命考えて「自分がどうしようもないことを嫌がられると悲しい」という結論に至った。
父が怒る時は大体自分が執拗に駄々をこねて怒られるケースばかりだったが、自分が怒られたわけでもないのに父が怒った理由を真面目に考えたのはこのときが初めてだったと思う。
この時、僕は「本当にどうしようもないのか?」という疑問と、兄への反抗心から「どうにかして鼻で息したる!」と思いこの時から鼻が片方詰まっていたとしても、もう片方で少しでも呼吸できそうなら鼻呼吸をするようにした。
そうすると、不思議なもので意外と鼻呼吸ができてきて「あれ?なんで口呼吸していたんだろう?」と思ったのを覚えている。
多分、本当に鼻呼吸が出来ないときも多くて鼻呼吸という意識がそもそも抜け落ちてしまうと、鼻呼吸ができるような状態であったとしても癖で口呼吸をしていたのではないかと思う。
意識したからといって鼻炎が完全に消えるわけではないけれども、意識的に鼻呼吸をするようになってからは間違いなく口呼吸は消えた。
今でもたまに鼻炎らしき症状はたまに出るが、その度に自分が意識的に鼻呼吸をしていることを思い出す。
※追記:タイトルつけんの忘れてたな~と思って何の気なしに編集したら再投稿扱いされるの知らなかった…。内容変わってません。
人間の脳は、自分の呼吸音を自動的にノイズキャンセリングして聞こえなくする能力があるみたい。 私は慢性鼻炎で、鼻息がうるさいらしいんだが、本人は音がしている自覚がまるでな...