2019-02-16

anond:20190216194737

人間構成する先天的要素(遺伝子)と後天的要素(個人経験)の違い

優次は手記に繰り返しこう書いていたという。

<兄は自分コピーだと言う。その原本母親である。その法則に従うと、弟もまたコピーとなる>

 

父と母から同じ遺伝子を引き継いでいる、という意味では「生物学的なコピー」と言えるだろう。

しかし、同じ遺伝子を持って生まれても、生まれた後の経過が違えば、当然違う人間になる。

遺伝子がソックリの双子兄弟でも全く同じコピーにはならない。

 

従って、自分意思では選べない先天的な要素だけをもってして、犯人とその家族は同じであると断定するのは、科学的に見れば誤謬である

後天的な要素である個人経験や育った環境によって同じ人間にはならないことを考慮するなら、やはり犯人とその家族は別物と判断するのが正解だ。

 

加藤智大の弟さんは自殺すべきではなかった。

兄と弟は別の人格を持った個人であることを主張すべきだったのではないか

残念だが、弟さんの選んだ自殺という道は間違いだったと言わざるを得ない。

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