少し特殊な大学だったので男女で物事を分けて見る人が少なかったし
女だから、男だから、という観点で物を語る人も見たことがなかった。
バイト先は一般大の子たちばかりで、女の子なんだからダンボール持たなくていいよ!とかよく言われていた。
優しいのは分かるが、方向性が少しズレているなと思った。
別にそこまで重くないダンボールくらい持てるしなんでそんなに弱い者扱いされるのかよく分からなかった。下に見られてるみたいで腹が立つこともあった。
結局、外の人たちは男女という立場を気にしすぎているのだと思った。
気にしない人たちの方がずっと楽。
女扱いされたくなかった。
年上の人・社会人の人が食事を奢ってくれるのはありがたいと思っていたけど、それは年齢差や身分差の問題。
同じ年で同じバイト仲間の男が奢るとか言い出した時は普通に断った。
何に毒されているのだろうと思った。
私が学生だったのはもう数年以上前なので、今の学生は価値観だいぶ変わってると思うけど。さすがに。
男らしくなきゃモテないとか、女性には奢らなきゃギャーギャー言われるとか、みんなすごい世界線で生きてるのだなぁと思ってぼんやり眺める。