こう呼んでる。
例えば服を脱ぐシーンがあったら歓声が大きくなったり
でも、笑顔とか、眉を顰めるような苦しげな表情を見たら
すぐ隣でこの表情を見たいなあと思ったり
手とか首とかを見ながら、
近づきたい、触りたい、と強く思ってしまう。
体温のせいで手にもったオペラグラスが曇る。
出番が少ないとかせりふが少ないとかはどうでもいい。
舞台上にいてくれれば私は視姦を繰り返せる。
優雅な表情で踊っていても
顔も名前も知らない客席側には
ごめん。
やめなきゃやめなきゃと思っているのに手元に半券が増えていって
単純にどこも触らずに目の前の対象物を見ながら脳で自慰してるんだよね。
終演後お手洗いでクロッチがべっとりとしているのを見ると
きっと来年も通うんだろうなあ。