私はインテリが嫌いだ。
インテリは対話を大切にする姿勢を基本的にとっている。このこと自体は何も悪くない。
しかし、インテリは対話をする相手を自分が身勝手に決めているということを忘れがちであるように思える。
例えばインテリは怒っている相手の相手をしない。なぜなら怒っている相手は会話ができないと決めつけて差別をしているからだ。
例えばインテリはバカの相手をしない。なぜならバカは会話ができないと決めつけて差別をしているからだ。
インテリが相手をするのは自分が対話をするに値すると判断した相手だけであるのに、様々な人と対話をしてわかりあいたい、というポーズを崩さないでいるのは欺瞞そのものだ。
あんたは対話というのはお互いに相手の意見を容れる覚悟がないとできないものなのだから、その覚悟がない相手を相手しないのは当然じゃないか、と思うのかもしれない。でも、あんたが相手に覚悟がないと勝手に決めつけただけだ。覚悟がないのは他でもないあんたの方だ。
あんたはそろそろ私があんたと呼ぶ非礼を気にし始めるかもしれない。非礼な相手は相手にしなくていい、そう思うかもしれない。でも、礼があるかどうかと主張の正当性に関係があるか?
つまり、インテリは自分が持っている価値観にそぐわない相手と話をしない。それなのにやれ平等だとかやれ多様性がと嘯くので、本当に嫌い。
anond:20180703231837