母親はこう言う
はあ、そうですか
自分は親のようにはならない、難しいかもしれないけど同じことはしない
この恐怖をずっと抱えて、危うくそうなりかけた場面もあって
それで、何年も付き合う相手作るのやめた時期もあったんですけど
実際に克服したと思えるまで、10年は掛かったんですけど
随分と都合の良いことを仰りますなあ
俺があなた達に対して、家族や友人に持つような親近感がないと言ったとき
すげーショックを受けてたみたいだけどさ、え、分からなかったの?
ほんと、何を見ているの?地に足を付けて生きてんの?どうなってんの
なんか、そんなんだからなあ
自信持てとか言われても、まだ追いついてないし
まあとりあえず、おっさんは懲りずに生きることにするよ
捥がれた手足を探して取り戻すような人生だけどさ
素直に人生を走れてる奴はがんばれよ
まあ、子供は大切にしてやってくれ