書かせてください。
何年も前にその犬の写真は見せてくれた。まるまるとしてひょうきんな大きな目、頭にはクリスマスの三角帽子。
クリスマス休暇に家族が旅行先のホテルまで連れて行ったもので、ユーモアと明るさにあふれていた。
今回、同種の仔犬の写真が来たので、ああ、新しい仔犬ね。今の犬の同種類になるんだな。
猫を多投飼いしている友人がいるので、一軒家の友人宅なら犬が増えてもおかしくない。小型犬でもあるし。
結果、仔犬に見えたのは老犬だった。
そう、友人宅の家の犬は増えていなくて、前からいる犬が年老いて小さくなっていたようだった。
名前を尋ねられて、友人はわからないふりをしてくれたのか、名前と、飼い主が祖母であると「また」教えてくれた。
そう、もう数年ぶりに。(もちろん知っているよ。)
男の子か女の子かもわからないほどまるまるしていたその子は、小さくなってしまっていた。
仔犬に見えてしまうくらい。
名前の由来も、名前も、飼い主も知っている犬だったのに、ときどき私は「**は元気?」とひとこと添えた事さえあったのに。
スミマセン、それだけなのです。
当たり前のことかもしれないんだけど、
クリスマスの帽子をかぶったひょうきんな小型犬がこうなっちゃうのか。
そのとき友達のお祖母さまは1人暮らしなさってて、お元気だったと思う。
今は、施設だ。
毛足の短いスキニーなタイプだから余計にそう思えたのかな。 うちは小さいころ土佐と秋田の雑種を飼ってて(大きい)めっちゃフサで、賢くて(新聞運んでくれる) 10歳超えても、み...