2018-02-06

自慰に耽る

久しぶりに残業もなく7時前に家についた。

スマホ片手にコンビニ弁当を食らい、エロ動画探す。

今日時間もあるし何より気分がいい。

最近ハマっている「素股」系の動画あさり、素股が失敗する時までじっくり待つことにした。

テンションの高い男女が、和気藹々と素股を始める様子は、演技と分かっていても俺の心を躍らせる。

振り返ってみると、俺はそのあたりから妄想世界トリップしていたと思う。

あの時、彼女に声を掛けていれば。

あの時、勇気を出していれば。

今もこの世界のどこかできっと素敵に生きる彼女と。

まぁ、素股ができるなんて微塵も思っちゃいない。

性的関係ではなく、温かい交流を続けていたかった。

寂しいとき、辛いとき、会話を交わせる仲でいたかった。

誰かと家族になりたかった。

一人は寂しい。

30を過ぎてから、そんな気持ちに悩まされる。

「え、入ってる?!ちょっとぉ、やめ。だからっ、入ってるって……」

気が付くと、動画は素股失敗から騎乗位にさしかかっていた。

一番好きな場面を見逃した格好となったので、シークバーを僅かに戻す。

画面いっぱいのモザイクの向こう側。

あぁ、今、入ったな。

挿入確認

デジタル時計20:30を示していた。

明日はまだ水曜日

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