今の日本は、貧しい人が増え、彼らは明日への希望を見出せないまま生きる。一方で、少しでも豊かで生活が安定している人間は、自分たちの安定した生活を守る事ばかりを考え、困っている人たちを助けようとする人間は少ない。
その結果、日本全体が保身的になり、より一層悪い方向に向かっている。
貧しい人も、豊かな人も、共通して言えるのは、未来に対する不安だ。
そんな日本を救うのは、聖徳太子の時代より日本に伝わる仏教経典である法華経であると、私は信じる。
法華経は、不安に満ちたこの世界こそ、釈尊のおられる浄土であると説く。
本当はもっと楽で、楽しみに満ちた世界に生まれる事もできたのだが、我々は、何の因果か、わざわざこの不安に満ちた境遇に生まれてきた。
なぜなら我々自身に与えられた不安、例えば家族の事とか、仕事の事とか、そう言った問題の一つ一つが、我々に自身に与えられた課題であり、その課題を解決するために我々はわざわざ好んでこの地に降り立ったのだ。
法華経によってそのような考えに至ってから、私は前よりも生き生きと暮らせるようになったし、そうしたら、気持ちの持ちようは実際の生活も変えさえて、以前は貧しかったけれど、どんどん暮らし向きも良くなって言った。
法華経は新興宗教も含めていろんな宗派が信じているから、時には胡散臭く思えるかもしれないけれど、この教えは何も奇跡を必要としない宗教だ。