2018-01-18

二人目不妊

この話題は叩かれるだろうな、と分かった上で書く。

子供は一人いる。可愛くて可愛くて腹が立ってわずらわしささえ偶に感じる子供がいる。魔の二歳児をようやく超えようとしてなお魔の三歳児になりそうな子供

正直、なんの苦労もなく授かった。生々しい話だが別に妊活らしいことをする訳でもなく普通に夫婦生活を営み結婚して一ヶ月で出来た。晩婚化が進む今では遅いとは言えないが早くもないアラサー結婚して子供を産んで、幸せ妊婦生活を過ごして子供が産まれたら思った100倍のプレッシャーと忙しさに我武者羅に子育てした。

ふと気付くと周りから「二人目」の声が聞こえてきた。

「あら、〇〇ちゃんのお宅も?うちも5ヶ月で。」

「うちは男の子が産まれるまで頑張ろうと思ってて。二人目で済めばいいんだけれど。」

そして、必ず私にこう言うのだ。「二人目の予定は?まだ?」

悪気がないことぐらい分かっている。皆いい戦友達だし、何気なく会話に入れてくれているのだ。

でも、私は笑顔でこう言うしかない。

「今は、この子だけで手一杯で。」

主人は二人目を切望している。我が子も余所赤ちゃんを見ると真っ先に見に行き、あやすくらい赤ん坊が好きだ。我が子を知る人は皆口を揃えて、「いいお姉さんになるね」と言う。私もそう思う。

でも、出来ない。出来ないのだから仕方がないのだ。

此処まで書いておいて何だが、別に不妊治療は考えていない。主人も切望しているとはいえ、「出来たらね」というスタンスからだ。私も、我が子がいて満足している、というのもある。

だが、二人目不妊は二人目、三人目の赤ちゃんが産まれてくるのから目を逸らすのが難しい。なぜならもう、一人目の時のコミュニティが出来ていて、そこを避けて通るのは難しいからだ。

胸を掻き毟るほどの苦しみはないが、じくじくと毒が回るように身体を蝕んでいく。それが二人目不妊だ。

私は二人目不妊である

  • 私が住んでる世界では、母親同士でもそれほど親密ではない程度のママ友間の空気では、 金の話と家族計画の話はみんな何となく出さないようにしてる雰囲気がある。なんていうか、色...

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