2017-12-14

ゴルフボールが出た

私は快便だ。

今まで便秘で悩んだことはなかった。

とは言っても私は酒飲みだ。

お酒をよく飲む人は知ってると思うが、総じて便は緩くなる。

ましてやそれが30数年続けば尚更である

緩いのが普通だった。

常に緩かった。

兎のように「コロコロ」と出たのはいつ以来だろうか。

それは水分が多かった。

絞り口の周りにはティスプーン1杯より少し多いくらいのおまけが付くのが常だった。

まずは絞り口の周りを拭う。

二度、三度、四度。

その後ようやく口を拭う。

いきなりウォシュレットなどはもっての外。

飛び散るなんて言葉以上の惨劇なる。

そんな日常を過ごしてきたが、ここに来て体調を崩してしまった。

酒の飲めない日々がしばらく続くと、緩かった物が固さを帯びてきた。

とうとうゴルフボールサイズの物が出ようとしてきた。

いつもは水分の多い、柔らかいしか通した事の無いそこから

サイズゴルフボール、固さは粘土くらいだろうか。

「そんなもの出せないっ!」「通るはずが無いっ!」

絞り口は悲鳴を上げる。

括約筋の力を使いゴルフボールの形をなんとかラグビーボールのように変形させる。

細く、長く、切れず血が出ないように。

兎のように「コロコロ」と出ない以上、出来るだけ絞り口に負担をかけないように。

時間をかけ、ようやくラグビーボールを出し終えて便器のぞき込んで驚愕した。

そこに居たのはラグビーボールに変形された球体では無く、それはそれは見事な

見事な 一本糞 であった。

全長30cm強、力強く存在する一筋の線。

人間を50年近くやってきて、1万数千回の排泄を経てなお、

そこに感じたものと、実際のモノとがこれほど違うのかと!

ただただ愕然とし、それでも「大」のボタンを押せども、それは流れなかった。

通常よりも固さを得たそれは、「大」の流れ程度ではびくともしない存在感を放っていた。

私はそっと便座のフタを閉じ、その場を後にした。

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