はじめから3部作だって分かってたら、これほど「物足りない感」がなくて済んだだろうか。
「何かを注射してやっつける」という筋書が、「シン・ゴジラ」も大体同じだけれども、
パンフレットに、植民がもとの目的の移民団だから、武器も最低限しか持ってない、という
設定が書いてあったけれども、そこが上手に描写されてないし、活かされてない。
少なくとも、「在来線爆弾」みたいなギミックまで持って行けていない。
キャラクターデザインがコザキ・ユースケさんらしいけれど、弐瓶先生の間違いじゃないの、
というくらい、絵面に違いが出ていない。百年単位で航行してるシドニアと、20年のゴジラ植民団なら、
宇宙船の構造も人々の様子も、もっと違いがあっていいんじゃないか。比較しても仕方ないけど。
あと、2種類の外星人に、もうちょっと描写があるべきじゃないの。
これからヒールターンするから、第二部に説明を回したのかもしれないが、それぞれの立場が
よくわからないままに、ストーリーに入っていくから十分盛り上がらない。
きゅうべえ、みたいに謎のまま行くにしても、もうちょっとやりようがあったんでは。
でも、メカゴジラが楽しみなので、たぶん弐作目も初日に見に行きます!
ポリゴン・ピクチュアズにはとても期待しているので、非弐瓶テイストの作品をやってもらいたい。
宝石の国は、ポリゴン・ピクチュアズ版も見てみたかった。