2017-08-18

性的差別

とある鰻屋での事。

テーブル席は満席で、座敷かカウンターしろと言われて、嫁とカウンターに着いた。

その時店のほぼ真ん中のテーブルには、ごついババアと親父が座っているように思えた。

他のテーブルも、夫婦や男同士で鰻を食していたのだが、何故か真ん中の夫婦らしき人達が気になった。

ババアの方だが、顔が汚いと言うか、ごついと言うか、化粧が汚いというか... あまりじっくり見るわけにもいかないので、

ちら見しかできなくて、もやもやする。背はかなり高そうだ。

ババアが、「美味しいわね...」等と発する声は、明らかに作り物の女の声色だ。

ノーマル夫婦が退席し、テーブルが一つ空いたので、

カウンターからテーブル席=ババア達の隣のテーブルに移らせてもらった。

セルフお茶を汲みに行くような素振りをしながらも、またちら見で確認してみる。

長い髪、下手な化粧、細い目というか小さな目(一般的なら大きく描くのだろうが)、

ごつい顔、腕についた筋肉サンダルからはみ出したでかい足は、やはり男のものだ。

話し方も女のそれではないし、声もなんだか「気持ち悪い」。

俺は性的差別者のつもりは無いが、「気持ち悪い」と「思うこと」は差別なんだろうか?

そういう人たちは、誰にも迷惑を掛けないのなら、非難されるいわれは無いわけだし、好きにやればいいと思っている。

でも、グロテスク人達に対しての気持ちは、やはり「気持ち悪い」 だ。

じろじろ見た訳ではないけど、確認しようという気持ちが働いている時点で、差別者なんだろうか?

そんな自分が残念だ。


相手の男の人の顔は見なかったけれど、30代半ばのような感じだった。

この男の人はどういうつもりで付き合っていたのだろう、とても気になった。

此処の鰻屋は2回目だったが、とても美味しかった。

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