ジャニーズ関連の舞台を見に行くと高確率、というか入る公演では必ずカーテンコールの際にスタンディングオベーションが起こる。
舞台に立つ役者に向けて、私たち観衆が感動や賛辞を表す方法は拍手と喝采の他にはない。
そのためスタンディングオベーションという方法があるのだとも理解している。
しかし、義務付けられたスタンディングオベーションはその本当の意味をなしているのだろうか。
例えば
するとどうだろう、後ろの席に当たる人間は舞台上のキャストの姿を見ることができなくなる。
そういう人を何人か見かけてきた。
本当に心動かされたのならば、毎度のスタンディングオベーションも問題はないと思う。
「カーテンコールではスタンディングオベーションしなければならない」
という強制力だ。
立って、拍手を送らねばならない、周りに合わせて行うことが正しいのだと。
そう感じることが多くあった。
もっと自由にお芝居を楽しみたい、何かの宗教のようだ、と舞台に明るくないわたしも、友達も同じ感想を抱いた。
スタンディングオベーションは至って普通のことなんだろうか。
初日や千秋楽などではなくなんの変哲もない、日々の公演で観客の全てが総立ちするような光景は常なのだろうか。
毎公演行われるスタンディングオベーションは「ジャニーズ関連舞台」の常なのだろうか。