こういうわけなので、例えば自民共産連立政権というものができたとすると(こんなことはいつでも起こりうる、村山内閣を忘れてはいけない)、朝日新聞、読売新聞は支持に回るが、毎日、東京、産経は恐らく不支持にまわることになるだろう。
また、産経新聞が読売新聞ほどに自民党政権から信用されない原因は、彼らの行動規範があくまでも「反共」が優先であって、親自民は二の次であるからだ。産経の一見病的な反共姿勢はレフチェンコ事件という苦い経験から来ているものと思われる。
共産主義というものをどう捉えるか、というのが現代の思想潮流においてもある程度背骨として生き残っているというのを忘れてしまうと物事を正しく理解できなくなると思う。