舞台やイベントなんかでたまに知らない人から「座席を交換してください」と言われる事がある。それは基本的に運の悪い私が神様の思し召しか勘違いか憐れみか何かで引き当てる事のできた良い席の時で、ワクワク気分で席に座って開演を待っていたのを邪魔をされたようであまり良い気はしない。
交換したのは一度だけだが、それは私に利があったからだ。(私が後列に座っていて、前列と代わってほしいというもの)
それ以外は基本的に全て断っている。
理解はできたけどモヤモヤしたのは、その人の推しがカテコの時に私の座席の方に並ぶので同じ列の反対側の席と代わってほしいという申し出だった。
その推しは人気で、カーテンコールの時に近くで拍手を送りたいという気持ちは分からなくもない。カーテンコールの時のやりきった!という表情も見たいだろう。わかる、わかるよ。でも、私だってその人を観たいんだよ。(推しではないが気にして追っているという程度)文句を言うなら、席番を振ったプレイガイドにでも言ってくれ。
その一件で、その人推しの人は自己中の人が多いのかなという印象を受けた。そんな事はない人の方が多いだろうけれど、どうしても良い印象は持てない。
理解もできないし意味が分からないと思ったのは、数列後ろの席と交換してくださいと言われた時だ。つまり、自分がいい席で見たいから後退してくれ、という事で、そんなの誰が了承するというのか。すごくいい席で、ヤッターと思ってたんだよ。
その舞台は席種が二種類あって、私は良い席の方のチケットを持っていた。勿論もう一方のチケットよりも少し高い。
何言ってんだこの人、と思って詳しく話を聞く前に断ってしまったので席種については聞けなかったが、後ろの席という事は、安い方のチケットだったのだろう。
せめて代わってほしいなら、差額分のお金を持って来い。話はそれからだ。色をつけて持って来た所でお前なんかに代わってやらねえけどな。