このツイートに端的にまとめられているが、北朝鮮からのミサイルは10分ほどで着弾するので、発射から30分以上も後に停止したところで既に現場は火の海である。
ミサイル被害の最小化を目的とするなら着弾前に止めなければ意味がなく、今回は情報を確認できた時点で既に着弾予想時刻を過ぎていたことから、止める必要はなかった。
もちろん、ミサイル発射報道を確認した時点で第二射、三射を想定して念のため止める、という判断もありだろう。
しかし、その目的であれば10分で運行再開は早すぎる。十分な停車時間をとり、次弾の可能性は少ないと政府発表で確認できてからの再開にすべきだ。
もし次弾を想定して止めたのだとすれば、「次弾の可能性は十分少ない」ことをたったの10分でどう判断できたのか、ということが疑問になる。ここも不可解な点だ。
今回の運行停止が遅すぎた理由は、J-ALERTが発動せず、報道が起点の行動になったからである。
現在のところ、ミサイル着弾までの10分以内に確実な情報として受け取れるのは唯一J-ALERTであり、J-ALERTが発動しなかった時点で民間でできることはもうないと言っていい。報道から判断したところで間に合わない。
不確実で遅い情報を起点に行動してしまうと、偽のミサイル発射情報を流す→テレビ報道→運行停止で大混乱と、北朝鮮の思いのままになってしまう可能性も考えられる。
不確実な情報で惑わされ、パニックを引き起こしてはそれこそ安全保障上の問題になる。マニュアルがそうなっているのであれば、J-ALERT以外の情報は使わないと改めるべきだ。
問題が起きている可能性が高いと判断した時点で運行停止。 異常がおきていないことを確認したら、運行を再開する。 …という規定にのっとった対応をしてるだけで、ミサイルに特化し...