自分がいつも物のあふれる中にいて、なかなか荷物を整理できないため、シンプルな暮らしには憧れる一方、持ってるものの1つ1つに自分の精神性が担保されているような気分があって、一度引越しの際に大々的に荷物を整理した時は失ったものを後から後から思い出し、そのたびに落ち込んで数年立ち直れなかった。
最近目に付く(やってる人は最近からではないと思うけど)ミニマリストという人々は、もののない生活の中でどうやって自分を保っているんだろうか。そのうち合理性を突き詰めて、自己嫌悪になり、消費カロリーが無駄なので各種臓器や四肢に手をつけたりすることを考え始めてしまうんだろうか。バカボンのネットで有名な話にそういうのあった(そういう情報を見てしまうと、元を見たくて本を買い、また物が増えてしまう)。でもミニマリストの根底には大体のものは代用が聞くから自分で常備しなくてもいいっていう考えがあるっぽいので、代用が聞かないものはコストを支払ってでも持ち続けるんだろうなあ。
有用不要の管理が上手だよなあ。そして精神も強いからたまったもんじゃない。長い目で見れば持ってるだけで二度と触らないもの、そのためにどう考えても無駄なコストを払ってるものとかいっぱいあるけど、別に困ってないからいいか。でもうらやましいよなあ。