ルールというのは、権利であれ罰であれ「どんな人に適用しても原則問題ない」ように設定される。あなたとあなたの家族がどんなに品行方正にふるまうとしても、申し訳ないがそんな家族を基準としてルールを作るわけにはいかない。
従って、そのルールが「必要ですか」といわれれば、「必要です」としか言えない。あなたにできるのは、せいぜい「万が一迷惑をかけクレームや実害が発生した場合には、そのクレーム対応から返金要請など様々な処理を自分の責任においてひきうける」旨の誓約書にサインすれば、未就学児であってもチケットを購入できる、といった例外規則を設ける提案をするぐらいだろう。(…といっても、あなたはおそらく何のかんのと理由をつけてこの提案には賛成しないだろう。)
だが、何の制限もなく「未就学児もOK」なルールにしたとき、どのような無法状況が発生するか、想像にあまりある。あなたのような品のよい心得を皆さんがお持ちとは限らない。というか、確実に「お持ちではない」のだ。