2016-12-09

[]拾った斧は俺の斧

騎士usausamode

「どうしたんだい、うかない顔をして?

 マスダムッサでの仮設トイレ放棄の件かい?」

sugimurasaburo

「とても危険業務だって

 Re-KAmさんが言ってました…。」

騎士usausamode

「きみらしくもないな。

 もよおしたのかい?」

sugimurasaburo

「そういうわけじゃないけど……。」

騎士usausamode

「いいんだよ、生理現象から。」

sugimurasaburo

「usausamodeさんも、漏ると

 思うことがあるんですか?」

騎士usausamode

「そりゃ、もちろんだよ。

 外出のたびに震えがくるぐらいだ。

 だけどね、漏らすわけにはいかない、

 そう思えば、腹痛なんて

 なんとかなるもんさ。」

sugimurasaburo

「漏らすわけにはいかないか…。

 僕は特売に間に合うためなら

 漏らしてもいいと思っている…。

 へんですね。そう思っているのに

 ふと気づくと、漏らす恐怖に

 おびえてる自分がいるなんて…。」

騎士usausamode

「命を賭けるということと

 漏らすということは全然違うことだ。

 きみが本当に公衆衛生のことを考えるのなら

 漏らしてはならない。自分うんこ

 行く末を見届けなければ。

 …それに、きみには

 1000兆個の腸内細菌がいるじゃないか

 そのためにも生きなければ。」

sugimurasaburo

「usausamodeさんはどうなんですか?

 誰かのために漏らしてはいけない…?」

sugimurasaburo

「それは…?」

騎士usausamode

「このロケンロールは漏らした増田叫びだ…。」

sugimurasaburo

叫び……。」

騎士usausamode

「もう4~5年前になるかな。

 スパムと戦う前のことだ。

 便意に追われ、各地を漫遊している

 うちに、増田サバに中ってね。

 そのまま漏らしてしまった…。

 幾度となく増田のあとを追って

 漏らすと考えたことがある。

 校長訓話の前にはとくにそうだった。

 でもね…。そのたびに

 このロケンロールが教えてくれる。

 命という名の責任の重さをね…。

 漏らしていけない、

 自分共生した細菌行方

 見届けなければならないってね…。」

sugimurasaburo

「命という名の責任…。」

騎士usausamode

「大便に行きにくい学生

 漏らさなくともよい…

 そんな社会を築きたいものだな……。」

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