「将棋会館内の他の部屋で休んでいた」などの三浦九段の説明に常務会が納得できないとしたのに対し、「疑念を持たれたままでは対局ができない」と三浦九段が竜王戦への出場辞退、休場の意向を示した。同連盟では12日午後3時までに休場届を提出するよう求めたが、届が出なかったため、出場停止を決めた。
http://www.yomiuri.co.jp/culture/igoshougi/ryuoh/20161014-OYT8T50052.html
一読すると、連盟が「納得できない」と言い、三浦九段が「対局ができない」と返したように読めるが、
よく読むと「対局ができない」と三浦九段が言ったとは書かれていない。
「三浦九段が」は「意向を示した」にのみかかり、「対局ができない」の発話者は宙に浮いている…という解釈も可能なのだ。
状況を考えても「疑念がある人物を対局させられない」と考えているのは、もちろん連盟の側であろう。
なんと言っても竜王戦は棋界最高(賞金)の権威あるタイトルであり、そしてそれはスポンサーあってのものなのだから。
おそらくはこんなやりとりだったのではないか。
連盟「ソフト指ししとるんちゃうかって疑惑が出てるんやけどどうなんや」
三浦「休んでただけですよ…」
連盟「こんな一手ごとに離席して、休んでましただけでは納得できまへんわ」
三浦「そう言われても…竜王戦もありますしこんな茶番は早く終わらせたいんですが…」
三浦「それはそうでしょう、もちろん疑惑解消には最大限協力しますよ」
連盟「ほなそういうことで…」