大人はこう言う
「良い子にしてたらご褒美を上げる」
「悪い子にしてたら罰が当たる」
それを信じた子どもたちは良い子を演じながらそのまま大人になるが
良い子にも悪い子にも、ランダムに良いことや悪いことが降り注ぐ
そして大抵は、悪いことのほうが多い
悪い子に悪いことが起きるのはまだいいが
良い子にしていた人に悪いことが起こると、理想とのギャップでかんたんに壊れてしまう
何でこんな目に遭うの
何で私だけ
私は何も悪いことしてないのに
皆より努力してるのに
どうしてこんな仕打ちをうけるの、と
みんな本当は知っているはずだ
良い子にしてても何も起きないし、悪い子でなくても災いは起こる
よくよく足元のアリを観察してみると良い
頑張った者順に報われてはいないだろう
個々の幸福はさほど気にしていない
これまで何億年もそうやってきたのだ
そんなこと、みんな本当は知ってるはずだ
だから、より強く固い信念を持って、この風潮を否定しなければならない
良い子にしてても何も起きない
勝ち取ろうとしても十中八九失敗する
もちろん、それも大概失敗するけれど