思想統制の作法なんて、70年程度じゃ改善されないんだなって思う。
バレーボール試合開始前は「絶対に負けられない戦い!」などとうたい、彼我の戦力比や分析もなく精神論を掲げる。相手が強敵だとなおさら。
特定の、昨今ではイケメンの選手に注目。ことさらに祀り上げる。肉弾三勇士や広瀬中佐や九軍神みたいな祀り上げが平然と行われる。
劣勢でも、精神論をかざし負けていないイメージを演出。大歓声が選手を後押ししています! みたいな感じでごまかす。たまに良いプレイをしたときに大盛り上がり。敵が同じプレイしても無反応。
敵チームは「個人技」に長けていて、対して日本は「心を一つに!」して「チーム力」で勝負。個人技もチームの力じゃねーのか? そして日本人が個人技で得点しても、それは個人技と捉えられない。個人技は外国だけのもの。
戦後70年、私たちは未だ、客観的にスポーツを見ることが許されない。ま、日本が頑張っているような演出はみている方も何も考えずに気持ちよくなれるから、こういうスタイルの報道はこれからも続くんだろう。
歴史もスポーツもろくに知らない奴がネットに毒されるとこうなるのか。恐ろしい恐ろしい。