それなりの文章力ではあるけれど、筆者のお笑い論を登場人物の口を借りて喋らせてるエッセイっぽさのほうが大きかった
作中に出てくる意味のない掛け合いもまったくおもしろくなかったし
火花っつータイトルにするぐらいだから、チャンピオンのバチバチみたいにいろんなお笑いメソッドを持った芸人たちが火花たててぶつかるくらいのアツい話かと思ったらむしろ真逆
作中では花火しか出てこなかったけど、火花は火花でも線香花火って感じ
自分のフィールドを出た次の作品が物語としてどれだけおもしろいかで、本当の意味で又吉直樹の才能は見えると思う
純文学ってどれだけ自分の持論やら実体験を小説というフォーマットにまとめられるかということだから エンタメ的な面白さを求めたらそりゃ肩透かし喰らうのだよ
純文学ってどれだけ自分の持論やら実体験を小説というフォーマットにまとめられるかということ ぐぐったら「純粋な芸術性を目的として創作される文芸作品」ってあって、そんな定...
横だが、おそらく私小説と書きたかったような気がするな…。この増田は。
単純な実験の側面が強い作品も多いけど、純文学と呼ばれるものは私小説のきらいがあることが多いと思う。 自己言及は根源的なインスピレーションを導きやすいからだろうか。 しかし...
横からだけど、ニュアンスは分かるなあ。 ちょっと自分なりに行間読んで解釈すると、 私小説、というよりかは、自分の体験、苦悩やらなにやらを、どれだけ一般化して 人間の普遍的...
文学史を押さえてないかもしくは感受性が低い人からするとそういう感想になると思う