2016-04-22

最初地震から一週間が過ぎ、物資が行き渡ってきた今になって「怒り」と「焦り」がひっきりなしに胸の内を去来している。

仕事場の片づけをしながら、いつでも外に飛び出せるようにとつけっぱなしにしていたラジオを一旦止めた。

当事者とそうでない人との温度差や、言葉の選び方など、普段なら気にも留めないような小さな違和感が胸中で何倍にも膨れ上がり、マイナス感情に振り回されてしまう。

自宅から職場までの道のりでは、あちこちで復旧工事が始まっていた。

うちも早くそのための一歩を踏み出したい。

でも管理してる不動産屋がまだ再開のめどが立たず、仕方なく家主に電話したらまったく無理解な、他人事なことを言われて非常に不快気持ちにさせられた。

うちは自宅も職場も、耐震診断および修復は当面後回し。

仕方ないんだけど。仕方ないんだけどさ。

全壊とか半壊とかのおうちが先なのは当たり前だよ。

それはわかってるんだよ。

でも、だからってうちみたいなケースがノーダメージみたいな言い方するのはやめてくれないか?

窓が開かなくなって、壁もひび割れだらけなんだよ。

こんなところに当分お客なんて入れられんよ。

自営業なんだから仕事が再開できないと路頭に迷うんだよ。

とにかく一日でも早く仕事を始めたいんだよ。

生活かかってるんだよ。

から一日でも早く耐震診断してほしいんだよ。

専門家に「大丈夫です」って言ってほしいんだよ。

でないと安心なんてできないんだよ。

お願い。

「たいしたことなくてよかったね」

って言わないで。

うちらにとっては、これすごくたいしたことなんだよ。

打ちのめされてるんだよ。これでも。

「前向きに」

「がんばろう」

とか、もう言わないで。

これ以上、何をどう頑張ればいいの?

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