2016-02-13

女性性を解体したあと

ジェンダーでは、社会の中で男性性や女性性が形成されると説かれる。

それはわかるし、そうした文化の中での規定が、特に女性を苦しめていたってのもよくわかる。

しかしそこから解放されたのちどうすればいいんだろうか。

自分自立自存できる(経済的にも精神的にも肉体的にも思考の上でも)強い女性ならいいんだけど、全員がそうではない。

結婚が解りやすい。今までは共同体身分など共通から自然配偶者マッチングされる社会だった。今はだんだんとそうじゃなくなってきている。

となると、自分で考え選択し、あるいは他者から考えられ選択されて、結婚に至ったりいたらなかったりする。

結婚しないという選択しすら次第に正当性を持つようになってきた。

一面これは自由なことでいいことだと思う。一方で孤独な戦いを個人は強いられることにならないか。


すなわち文化から解放してしまうことである種のセーフティネットを外すことにならないか、ということ。

自分個人で考えて自立しなければならないとなった時、それを出来ない人は一体どうすればいいのか。

  • 欠陥がある人は欠陥がある人同士で補い合って結婚すればいいのでは? ジェンダーの概念はそれを否定してはいないでしょう。 したい人はすればいいし、したくない人はしなければいい...

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