日本では本格的な調査がなく、過剰診断気味といえる根拠がない。厚生省発表では有病率はI+II型で0.7%とされているが、世界的には2-3%ほどとも言われ、おそらく日本では過小診断と思われる。ちなみに米国などでは「小児双極性障害」などという過剰診断(誤診?)がなされていて、こちらの方は過剰診断であると思われる。
統合失調症の予後は適切な薬物療法によって大きく改善させることができる。現在では永久的に能力が大きく失われるものは全体の1/3に満たなくなっている。
物質関連障害はそもそも双極性障害や統合失調症に併発するものが多い。
統合失調症では自殺率は10%ほどであるが、そのうち発症が遅く病前機能が良好な患者(いわゆる妄想型)が自殺のリスクが最も高い。これは人格が荒廃に至らない患者ほど悲嘆や苦悩する能力を維持しているため,現実を認識し絶望のうちに行動しやすいためと思われる。すなわち「人格が荒廃に至らないこと」はその患者のmortalityを直接的に上げることに繋がる為、凶悪性の要件である。
最近の双極性障害は過剰診察気味だと思う。やはりポピュラーかつ凶悪なものは統合失調症で、脳を破壊するという意味では薬物中毒の後遺症が精神病の中で凶悪なのでは。双極性障害...
日本では本格的な調査がなく、過剰診断気味といえる根拠がない。厚生省発表では有病率はI+II型で0.7%とされているが、世界的には2-3%ほどとも言われ、おそらく日本では過小診断と思わ...