最近読んでた本の、触りだけ書いてあった話がえらく印象に残っている。
ある程度発展した動物は、扱う情報が増えすぎたから必要最低限以外は脳の記憶を使った後天的学習に頼る。
さらに扱う情報が増えた人間は、記憶するものを文字情報にアウトソースした。
そのアウトソースしたもの(文化とか本)を保管するために都市を作る。
そしてさらに情報が増えたから、インターネットが発達したというものだ。
手元に本が無いのと読んでから時間が経ってることもあるから正確じゃないし俺の主観も混じってる。
なにが嬉しかったかというと、世界が情報中心という考え方もあると知ったことだ。
ずっと経済や社会的地位が本位だと思ってた世の中が、そうじゃない世界としても存在できるということだ。
どんな偉い人も卑しい人も究極は等しく知識のために生きているのだ。
まるで神様の存在を信じるようになってしまった人みたいでひとりふふっと自嘲してしまったけど、何だか俺には現実的で救いのある話なのだ。