2015-03-13

主語が大きい」で論破できる命題存在しない。

返事が遅くなった。なぜ、「主語が大きい」で論破できる命題はないのかを説明する。

「Aは○○である」という命題について、仮に「主語が大きい」で論破できるとする。

この場合、「主語がA」であるため「○○である」は間違っている、と言っていることになる。

しかしこれは、「Aは○○である」の反復であり、「主語が大きい」で論破できるということは

「Aは○○である、は間違いである」が自明であることに他ならない。

これは、論破するまでもなく命題が偽であるため、「主語が大きい」という指摘をもって論破したとは言えるものではない。


ここで、話を戻すと

「男はおっぱいより尻のほうが好き」という命題は、単純に「論破できない」ということになるのに対して、

「男はおっぱいより尻のほうが好きだというのは正しい」という命題は、論破するまでもなく命題が偽であることがわかるもの

ということになる。

なぜなら、下の命題の真偽は、「男はおっぱいより尻のほうが好きだというデータ存在しているかどうか」を知っているか否かに依存しており、

決して「主語の大きさ」がその真偽を分けるものではないからだ。

たまたま、「データ存在していない」という認識があるから命題が偽である認識しているだけで、「主語が大きい」とは無関係であり

主語が大きい」という指摘で論破できたと考えるのは、ただの勘違いであるということだ。

何故このようなことになるかと言えば、「主語が大きい」という指摘に情報としての価値がないからだ。

論破しようとするならば「主語の大きさAによってBという不具合があり、論理が破たんする」と言わなければならないところ、その肝心の不具合Bを具えていないから指摘としての価値がない。

仮に「主語の大きさAを指摘することによって、不具合Bは自明に想起される」というのであれば、Aは命題に明示されているので、命題において不具合Bが想起されるため、命題が偽であることは自明であり論破を要しない。

大事なのは、「何にとって」大きいのか、であり、対象も明確にせず大きい小さいなどと言ったところで、情報としての価値ゼロなんだよ。

http://anond.hatelabo.jp/20150312173948

記事への反応 -
  • 問題とされているのは「男はおっぱいより尻のほうが好きか」ではなく「男はおっぱいより尻のほうが好きだという理屈は正しいか」だよ。

    • 問題とされているのは「男はおっぱいより尻のほうが好き」を「主語が大きい」で論破できるか否か、だよ。

      • 「男はおっぱいより尻のほうが好き」を論破するのではなく「男はおっぱいより尻のほうが好きだというのは正しい」という主張を論破するんだよ。

        • 「男はおっぱいより尻のほうが好きだというのは正しい」という主張を論破するんだよ。 違うでしょ。勝手に「正しい」を足すなよ。

          • 「主語が大きい」は実際にそういう用途で使われているんだから。そこは認めないといけないよ。 現実的に男の中におっぱい好きが多いかどうかは分からないが、「痴漢に尻を触られた...

            • 返事が遅くなった。なぜ、「主語が大きい」で論破できる命題はないのかを説明する。 「Aは○○である」という命題について、仮に「主語が大きい」で論破できるとする。 この場合...

              • AはBであるという主張は必ず論破するまでもなく間違うものなの?

                • 「主語が大きい」で論破できる命題が存在するとすれば、それは論破するまでもなく間違っている命題しかない、ということ。 論破されるまでもなく間違っている命題を、「主語が大き...

                  • 間違っている命題だから、その指摘のために「主語が大きい」を利用してて、その指摘=論破でいいんじゃないの。AがBであると言っている人間に対して、Aは必ずしもBではないと言ってい...

                    • (そいつの観測範囲の)AがBでありそれは問題であるというとき主語デカは問題から目をそらしてるだけまたサイズが小さいから問題ないなら数のソースが必要

                    • AがBであるという主張は間違っている。なぜなら、主語が大きいからだ。という論理展開でしょ? 違う。主張が間違っているのは、最初から間違いだと知っているからだ。 主語が大き...

                • 「主語が大きい」はその間違いを指摘するために有効な手段なんじゃないの?AがBであると言っている人間に対して、Aは必ずしもBではないと言っているのだから。充分に論破するのに役...

              • 「男はおっぱいより尻のほうが好きだというデータが存在しているかどうか」 「男はおっぱいより尻のほうが好きだ」という命題が偽であることを説明するだけならデータは必要ない...

                • 「男はおっぱいより尻のほうが好きだ」という命題が偽であることを説明するだけならデータは必要ない。 何言ってるの。 適切なアンケートをとった結果、「男はおっぱいより尻のほ...

                  • 横からだが 何言ってるの。 適切なアンケートをとった結果、「男はおっぱいより尻のほうが好きだ」ということがはっきるするかもしれんだろ。 こんないっちょまえの抗弁するのは...

                  • 仮に「男はおっぱいより尻のほうが好きだ」がたまたま正しかったとしても、 「有意でない数のサンプルをもって男はおっぱいより尻のほうが好きであると主張する」ことは絶対的に誤...

                    • 論破とは命題の否定だ。 命題の真偽にからまない論理について取りざたするのは「揚げ足取り」だ。 下は命題の例として、あまり妥当とは言えないが、 たとえば「昨日のテレビ番組で...

                      • 論破とは命題の否定だ。 それは増田の勝手な定義にすぎない。 一般に「論破」とは「議論をして相手の説を破ること」というだけだ。 テレビを観ていようが、ネットで見たのをテ...

                        • 一般に「論破」とは「議論をして相手の説を破ること」というだけだ。 それ、「命題」を「説」に言い換えてるだけじゃん。 少なくとも「主語が大きい」と指摘する側の人間は「テ...

                          • 「主たる主張」というのが「テレビで観たから朝食に味噌汁を飲んだ」なんだよ。 それを勝手に「朝食に味噌汁を飲んだ」に限定してしまうのが増田の悪い癖だね。

                            • その場合、文章に命題以外の部分がなくなるから、俺の言っていた「統計的に有意でないサンプルをもって云々」の部分が捨象されてしまうので、今我々が出すべきたとえとしてより適...

                              • テレビを観たか観ていないかという情報は提供できないが、論理が正しいかどうかという情報は提供できる。 前提が誤っているんだから論理も誤っている。…たまたま結論が正しいもの...

                                • テレビを観たか観ていないかという情報は提供できないが、論理が正しいかどうかという情報は提供できる。 できないよ。 書いた通り、「主語が大きすぎる」という言葉は、対象を明...

                    • 都合よく明確にありえない主張のみを根拠としてるマンマヌケすぎてウケる

          • コンパイル時に最適化されるだろ

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