いわゆる男性社会と呼ばれるものの中では、男性は「男であれ」「男ならこうだ」という性に紐づけた形よりも、「社会人であれ」「社会人ならこうだ」という形でプレッシャーを受けているんじゃないかな。
女性が男性社会の中にいると、そういう規範や暗黙の了解みたいなのがどうも自分に当てはまらないことに気づき、そのことで自分の女性性を意識させられる。
たとえば、男性が「大人ならこうしろ」と言われること(ちょっと古臭い例になるが、飲酒とかタバコとか)を、女性がやると「はしたない」とか「女らしくない」みたいになる。
あるいは、会社のシステムが男性社員を基準に作られているので、生理関連の対応とか出産のための休職というのが想定されていないとか。
外国の格言なんかで" Man should be ~ "みたいな形の文章。あれがそういうのを端的に表してるなーと思う。人=男であって、女はそれとは別のものというイメージ。
そういう訳なので、男性たる増田がちょいちょい自分の性を意識する体験をしてみたいなら、女性社会と呼ばれるところに身を置いてみるのが良いんじゃないだろうか。