2015-02-18

食べることが好きだ。

食事を終えた後、席を立つ時の胃が下がる感覚に至福を感じる。

から、だろうか。これからに決して繋がらない今の幸福に、

時として虚しさを覚えるのは。

食べることと言っても、自分が好きなのは外食ジャンクフードだ。

何処にでもあるようなハンバーガー屋に入り、

讃岐うどんを啜り、餃子つきタンメンを噛みしめる。

出かけるお店は、全て、生活圏にあるお店。

電車バイクで遠出なんて決してしない。

職場のひとり飯は近場のフードコート

食後の満ち足りた気持ちは、いつもお昼が終わった直後

嫌な上司他愛もない要件自分を呼ぶ声か、

後輩の女の子がすっと渡してくれる口臭材で終わりを告げる。

歯磨きします。申し訳ありません。

こんな調子で一時間にも満たない幸せを積み重ねても未来はない。

食事ネタSNSを盛り上げられるわけでもなく、

食事をダシに誰かと交流を深められるわけでもなく。

未来は広がるばかりか、か細く狭くなっていくばかりだ。

健康診断のどこかにC判定が必ず入るようになり、

今年の春のメタボ検診はさすがにいい逃れられないだろう今、

寿命は確実に縮んでいる。

今日フードコートで飯を食う。

通り縋りの子供が親に、自分が食べているデザートをねだり、

もう遅いからと叱られている。

かつての自分も同じようにねだったのだろう。

そして今自分自由に食べている。

そんなことを思いながらスプーンを咥えたが、

先ほど感じた幸福甘露はどこかに消えてしまっていた。

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