撤去処理ではありません、石綿が含まれると思われるボードを残したままのリフォーム工事です。
意外と、奴がいると思われる現場は多いです。やはり古い建物に。
奴が入ってるボードは、断面がなんとなく湿っぽい…とかで見分けています。あまり当てにはなりませんが。
「そこの壁、切っといて」
「はい!」
という会話を聞いて、ささっとベランダに逃げました。大工さん。
そこで察しがつきました。ああ、これ、奴入りなんだなと。
横長に1mほど、マルチツールで豪快に切りました。スーパーにあるようなただのマスクを付けて。
正直、奴を吸うのはかなり怖いです。放射線と何ら変わりありません。
しかし、仕事です。自分がやらなきゃ、結局自分以外の誰かが切るんです。代わりはいくらでもいるもの。
勉強を捨ててここにいるので文句言えないです。たぶん一番ヤバイのは悪質な解体業者なので、幾分マシだと思ってます。
気になる方は、リフォームする時なんかに「アスベストっぽいのがあったら適切に処理してください」と営業マンに念を押しとけばたぶん大丈夫です。
なんとなく肺が痛いです。なにより、自分への罪悪感で心が痛いですね。
※今回の話は僕の勝手な妄想かもしれません。そんなはずないですが、妄想かも。絶対石綿だと思うけど、思ってるだけだから。検査していないので、正確なことはわかりません。