結婚

30歳になって、結婚しないのかと陰に陽にいわれることが多くなった。

私自身は、自分一人で暮らすには不自由のないお金をいただける職に就いており、現状に対して大きな不満はない。

但し、いろいろな人に結婚しないのかと繰り返し問われるのはストレス以外の何者でもない。こういったことを考えている人は、同世代に少なくないのではないかと思っている。

もちろん、数年我慢すればよいのだろうが、以下のような条件を満たす人を探している人もいるのではないかと思っている。

仕事を持って経済的に独立しており、また結婚後も基本的に独立して生活する。
お互いの血族とは一切の交渉を持たない。
どちらか一方の希望による離婚は必ず受け入れる。
できるだけ客観的な形で上記の条件を満たすための具体的な方法について（相談、）実施できる。（法的な知識はないが、例えば民法754条について少なくとも字面上は理解している。具体的で強力な抑止力がありさえすればよい。）

要するにお互いの利点は、結婚しているという事実を作る一点のみにある。ほとんど人はばかげていると思うだけだろうが、ごく少数にしろこういう希望を持つ人はいないだろうか。

例えば、これがいわゆる偽装結婚にあたるのかは判断がつかない。国籍を取るためや何らかの経済的な利益を得るなどといったことを目的とはしておらず、かつそのように見なされないための措置として何らかの経済的なやりとりが必要であれば、互いに合意できる範囲ですべてのことを行う用意がある。

2015-01-01