twitterで「怒る奴は怒りたくて怒ってる」というのをみた。
私のようなものが管理職を務める小さな企業でも怒ってばかりの管理職はいる。つまり怒ってばかりいる人間でも会社から評価され管理職になれるのだ。怒りやすい、怒ってばかりいる、というのは評価対象外の項目であると考えてもいい。しかし、私の経験からしても怒る人間、怒ってばかりいる人間が管理職には「多い」。有意差をもって多いと言える。「怒っていても評価されている」のか「管理職になったら怒りっぽくなった」のかの前後は判らない。
ただはっきりしているのは怒る人間は問題解決能力が高いと言える。怒って行動する人間には誰も逆らわない。笑顔で対応しようものなら問題解決には怒る人間以上の時間がかかるだろう。そのうちにその解決能力が評価され、自分の手法を正しいと思いますます怒りっぽくなる。自分と違うやり方は間違っているのだから怒っていいのだ。どんどん周りからは面倒くさい人、触らないほうがいい人となり、調整が要らないため問題解決能力はあがり、組織から評価される。
そうやって怒る人だけがどんどん幹部になっていく。そして幹部が集まると怒ってばかりいる。この仕組みで似たメンタリティの人間ばかりが集まるのだろう。ちゃんと怒れる人間は必要だが、なんでもかんでも怒ってないといられない人間がいて、そいつらは仕事を任せるほうからすると便利なんだ。そんな奴の下に着いた人にはたまったもんじゃないけどな。