サークルには入らないまま時間が経ってタイミングを逃したので、バイトやゼミで友達作りを頑張ろうと思った。
まず会話の仕方には気をつけた。
相手に色々質問したり話題を振る。否定的なことは言わない。共感する。笑顔を忘れない。
それと見た目も普通程度には気を使った。容姿を褒められることはたまにある。この辺は自分で言っても説得力ないけど。
それでも友達は一人もできなかった。何かしらの機会で人と会話したりはするけど、話が盛り上がることもなく、今度遊ぼうという流れからも遠い。
学部一年のときのことを思い出す。学科の同期に、キモいとよく言われていた。友達同士の冗談なんかじゃなくて、相手はそんなに仲良くもない(一学年40人くらいなので中高の一クラスと似たような雰囲気だった。仲良くない奴とでも毎日会う)人だったし、多分本当にキモいと思われていたんだろう。
何がキモいのかと考えてみると、きっと喋り方とか挙動とかなんじゃないかと思えた。言葉選びをどんなに努力しても、喋り方がキモかったらダメなんだろう。
具体的に自分のどういう行動がキモいのかまでは分からない。でも喋り方とか挙動とかがキモい奴って小中高とクラスに一人はいたからなんとなくイメージは湧く。
好かれる人というのは、良い人、ではなくて、キャラが分かりやすい人、なんだそうだよ。