そもそも不要なのだが、見ていて(聞いていて)イライラするのは、タイミングがオカシイからだ。
【例】ナレーション「快適な睡眠には、○○が関係していた!」音声編集「え~~!?」ナレーション「○○とは…」以下、説明が続く
しかし、ここで、○○は明らかな専門用語(例ではホルモン名称だった)で、「○○」と聞いても普通は「????」とか「え、何それ?」としかならないはず。「え~~!?」の反応など起こるはずもない。
そして次のナレーションでの○○の説明。ここでの「○○には◇◇の効果がありまして…」など聞いて、普通はそこで「え~!(そうだったの?)」や「あ~!(そうなんだ)」という反応がおこるはず。
見てて聞いててイライラするのは、番組制作側と視聴者のこの認識のズレだ。
視聴者がどう思うか、や、視聴者の視点で、なんて意識は皆無なんだろうな。
とりあえず感嘆声と、あと笑い声を、編集で適当にかぶせとけばいい程度なんだろう。
笑い声のほうは、もっとヒドイ。食事の際など、外国人留学生と日本人とで、一緒にテレビを見る機会があるが、テレビに一瞬何かがパッと映って、そこで笑い声が編集ではいる。それを見ていた日本人たちが、つられて笑う。留学生が不思議な顔で「なぜ今笑い声が入ったのか。今のは日本の定番の笑いのルールなのか?」と聞いてきた。テレビにつられて笑っていた日本人は、誰一人、なぜ今笑ったのか、笑いの種が今のテレビ映像にあったかを説明できなかった。留学生は不思議な顔をしていたが、彼らの反応が普通だと僕は思う。